ReverseClassRoomWithNote
8/17 ビデオ作成で教師の負担は激増するただし,学生は,ワンクリックで予習・復習ができる

【テロップ】
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【ノート】
反転授業の眼目は,学生が授業の前に,自宅でしっかり予習し,教室では仲間同士で教え合い,学び合い,自宅で復習をして,知識を生きたものにすることにあります。■ 教師が,授業の動画を撮影して事前に準備するのは,学生が,ワンクリックで容易に予習ができるようにするためです。 ■ビデオ教材によって,確かに,これまで実現が困難だった,学生たちの予習と復習の実施の実績は,格段に向上します。予習と復習が,いずれも,ワンクリックで始めることができるからです。■ その反面,教師には,膨大な負担がのしかかってきます。 ■ビデオ教材を作成するには,事前に講義を撮影するだけでは足りません,撮影したビデオは,講義に適するように編集作業をしなければなりません。 ■レジュメの作成に比べて,その負担は,時間も,経費も,数十倍に増加します。 ■講義レジュメを作るだけで,負担増を感じている教師にとって,事前にビデオ教材を作成し,それを学生に事前に配布するなど,ほとんど不可能と感じることでしょう。 ■しかし,大学は,今や生き残りをかけて,教育改革に取り組むことが必須となっています。 ■反転授業の環境を整えることができない大学も,反転授業を運営できない教師も,いずれ淘汰される運命にあると,私は考えています。 ■なぜなら,教育改革の目標は,学生全体の知的レベルの向上ではなく,個々の学生の知的レベルの向上であり,そのためには,学生全員が,予習をして教室に入り,プレゼンや議論で教えあい,学びあい,自宅で復習するというシステムを作り上げることが,不可欠だからです。