03ObjectOfObligation
18/20 レポート課題の概要と趣旨

【テロップ】
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【ノート】
第7回目の講義(5月20日)までに提出することが義務づけられているレポート課題について,その概要と趣旨を説明します。 第1問は,民法399条~422条までの範囲で,現代語化▲以前の民法の規定(旧条文)と現代語化された民法の規定(現行条文)を対比することによって判明する,民法の立法者の誤りの発見です。みなさんに,「まちがい▲さがし」の作業をしてもらいます。 第2問は,民法の現代語化に際して,目的と目的物との混同がどのような理由で,どのような方法によって修正されたのかの検討です。民法の条文が修正された理由と方法を知ることによって,債権の目的と目的物の違いが明確に意識できるようになります。 第3問は,以上の検討の結果を踏まえて,物権の目的と目的物との混同に目を向けてみると,物権の場合には,目的と目的物の混同が,修正されないまま放置されていることがわかります。それは,なぜなのでしょうか?  民法における隠されてきた闇が見えてくることと思います。 第4問は,将来に向けての課題に取り組むという,最高難度の作業です。  確かに大変な作業ですが,この作業をやりぬくと,みなさんの理解のレベルは,日本の学界のレベルを超えるほどに高いものとなるはずです。恐れずに挑戦してみましょう。