03ObjectOfObligation
19/20 レポート課題の内容

【テロップ】
※各テロップ文字をクリックすると該当の場所がピンポイントで閲覧できます。



【ノート】
レポート課題の本文です。 債権の「目的」と「目的物」の違いに関して,以下の項目について,レポート(A4版で4頁以内)を作成し,第7回目の講義(5月20日)までに提出してください。なお,レポート課題の講評は11回目の講義(6月17日)で行う予定です。 1.■民法399条~422条までの範囲で,現代語化以前の民法の規定(旧条文)と現代語化された民法の規定(現行条文)とを対比してみると,旧条文が「債権の目的」と「債権の目的物」とを間違って規定していた箇所がある。その間違いの箇所をすべて指摘し,現代語化に際して,どのように改正されたのか,対照表を作成して明らかにしなさい。 2.■旧条文が,「目的物」を誤って「目的」としていた箇所について,「目的物」へと修正せずに,現行条文が,あえて,「目的」を維持しながら,誤りを訂正した箇所がある。その理由は何か。 3.■物権については,目的と目的物の区別について改正がなされていない。 例えば,民法343条(シチ権の目的)のシチ権の「目的」と,民法344条(シチ権の設定)の「目的物」とは,同じものを示しているはずである。それにもかかわらず,民法の起草者が,あえて,両者を「目的」と「目的物」とに区別した理由は何か。民法362条(権利シチの目的等)の「目的」が何かを検討することを通じて,考察しなさい。 4.■債権や物権の「目的」と「目的物」との違いについて,どうすれば問題が解決されるのか。自らの見解(私見)をアイラックで簡潔に表現しなさい。