03ObjectOfObligation
4/20 債権総論の内容 →位置づけ

【テロップ】
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【ノート】
これまでの学習で,債権編の全体の中で,債権総論の位置づけを確認しました。■  それでは,これから,詳しく検討する債権総論は,どのような構造をしているのでしょうか?■  債権総論は,以下の五つの項目から成り立っています。 第1は,債権の対象としての「債権の目的」です。 第2は,債権の対内的効力(履行強制,債務不履行に基づく損害賠償),および,対外的効力(債権者代位権,サガイ行為取消権)に関する「債権の効力」です。 第3は,債権の主体の複数に関する「多数当事者の債権・債務関係」です。これには,可分・不可分の債権債務,連帯債務,保証が含まれます。 第4は,債権の主体の変更に関する「債権の譲渡」です。ここには,判例によって,債務者の変更に関する「債務引受」が含まれます。 第5は,債権の終了原因としての「債権の消滅」です。これには,弁済,ソウサイ,更改,免除,混同が含まれます。