04TarCase
14/35 漁網用タール事件の事実(2/4)

【テロップ】
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【ノート】
漁網用タール事件の事実関係を詳しく解説したものです。 ■事案の概要は,のちに,まとめて解説しますので, ■ここでは,昭和21年2月に契約が締結されて以降, ■昭和21年8月末までに,一部の履行とその受領がなされたこと, ■タールを受け取った買主は,品質が契約に適合していないことを理由に,残りのタールの受け取りに応じなかったこと, ■売主は,昭和21年9月までは,タールの引渡し作業のため人夫14名から15名を配置し,凝結防止のためタールの溜池にスチームを引き込んで,引渡しの準備をしていました。 ■しかし,買主が引き取りに応じないため,昭和21年10月ころには,引渡しに必要な温度を上げるスチームを取り外し,人夫も引き上げ,監視人も置かなかったことを見ておきましょう。