08CivilPenalty
19/24 消費者の無効主張権(8条~10条)

【テロップ】
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【ノート】
消費者契約法▲第8条から10条は,消費者の無効主張権を規定しています。 ■民法においては,契約条項の無効が民法90条の公序良俗違反に限定されているため,「契約自由の原則」を盾に取る事業者に対して,たとえ,契約条項が不公正なものであっても,それを無効とすることは,非常に困難でした。 ■消費者契約法▲第8条から第10条は,信義則と「任意法規の強行法規化」という法理を駆使して,消費者契約に関して,従来の民法の原則を全面的に改定するものです。 ■これらは,非常に重要な条文群ですが,第8条については,すでに,選択債務の箇所で説明したので,ここでは,第9条および第10条について,つぎに詳しく説明することにします。