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27/46 否認と対抗不能との関係(2/3)破産法160条(否認),民法424条(取消し)の意味,→Q8

【テロップ】
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【ノート】
否認と対抗不能との関係の続きです。 「Xは,Yの行為を,否認することができる」という命題を対抗不能という命題に書き換えましょう。 ■「Yの行為は,Xに,対抗することができない」となります。 ■この書き換え原則を利用して,破産法173条を参考にして,破産法160条の趣旨を,以下のように表現してみます。 破産管財ニン(X)は,債務者(Y)のサガイ行為(A)を,否認することができる。 ■この命題を,対抗不能という用語を使って書き換えてみましょう。 債務者(Y)のサガイ行為(A)は,破産管財ニン(X)に,対抗することができない。 ■と変換できます。 上の文章の目的語は,下の文章では,位置を上げて,主語となります。■ 上の文章の主語は,下の文章では,位置を下げての目的語になります。■ 上の文章の述語は,下の文章では,同じ位置ですが,「否認することができる」が,「対抗することができない」と変わります。