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7/22 債務と保証との決定的な違い→連帯債務への応用
【テロップ】
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【ノート】
通説は,保証を主たる債務とは別個・独立の「債務」だと考えていますが,ここでは,債務と保証との決定的な違いを説明します。 まず,保証人がいる債務について,債務者が債務を弁済した場合に,どのような効果が生じるのでしょうか?■ 債務者が債務を弁済すると,債務は消滅します。 ■同時に,保証もフジュウ性によって消滅します。■ つまり,債務者が債務を弁済すると,債務は消滅し,保証責任もフジュウ性によって消滅するのであり, ■この場合には,求償権は発生しません。 つぎに,保証人が債務を弁済した場合に,どのような効果が生じるのでしょうか?■ 保証人が債務を弁済すると,債務は消滅せず,保証人の求償権を確保するために,債権は,債権者から保証人へと自動的に移転します。これを法定移転とか,弁済による代位とかいいます。 この場合には,求償権が発生し,民法500条の弁済による代位が生じるのです。