2007年度 民法2A 第2回中間試験


学籍番号 氏名
   

2007年7月11日

明治学院大学法科大学院教授 加賀山 茂


枠内に書かれた事例をよく読み,それぞれの問題に答えなさい。解答に際しては,結論と理由(根拠条文)とを明確に示すこと。

 平成6年10月末,Xは所有していた土木機械(バックホー)をAに賃料月額10万円で貸していたところ,事業に失敗して金策に追われたAは,11月2日に,これを事情を知っているBに200万円で売却した。平成6年11月7日,事情を知らないYは,無店舗で中古土木機械の販売業を営むBから本件機械を購入し,代金300万円を支払い引き渡しを受けた。平成8年8月8日,Xは,本件機械がYの下にあることを発見し,Yに対して,所有権に基づき本件引渡しを求めるとともに,訴状到達日の翌日から引渡済みまでの使用利益相当額の支払を求める訴えを提起した。

問題1】XのYに対する請求は認められるか。(40点)























































問題2】XがAに物件を賃貸したのではなく,AがXから窃取したとした場合にはXのYに対する請求は認められるか。(30点)



































【問題3】AがXから窃取した場合,本件のバックホーの所有権は,Yが買い受けた時点で,誰に帰属しているいると考えるべきか? 条文上の根拠,判例,または,学説上の根拠を示して答えなさい(30点)。