01Introduction
12/33 法学部で何を学ぶのか(1/2)一般システムと大学教育の共通点

【テロップ】
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【ノート】
これまで,明治学院大学のけんがくの精神に即して,法を学ぶ目標について考えてきました。 私たちは,この目標を達成するために,明治学院大学で何を,どのようにして,学ぶべきなのでしょうか?■ 一般に,すべてのシステムは, インプット, ブラックボックス, アウトプットという プロセスから成り立っています。 大学に入学した学生も, 弱者保護ができる「能動的な市民」として,知的能力を向上させるためには, 従来の学習方法以上の学習が求められます。 それが,自学・自習であり,反転授業なのです。 ■個人の尊厳と弱者救済の目標を実現するためには,自分を鍛えなければなりません。自分の利益を尊重するだけであれば,実は,そんなに難しいことはないのです。通説と先例に従って,淡々と学習を進めていけば,希望する企業に就職することはできるでしょう。 ■しかし,その勤め先でまたは社会貢献で,弱者を救済できるようになるためには,それ以上の学習が必要です。特に,法律は,支配者による支配の道具として,または,産業資本を発展させ,保護するために通説が形成されてきたため,弱者を保護する法理を発見し,支配者を説得するためには,通説・判例を理解したうえで,それを超える学習が必要となるからです。 ■そこで,明治学院の法学部に入学した学生は,弱者を保護することができる能動的な市民となるために,どのような学習に取り組まなければならないのかを,よく考えてみる必要があるのです。