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予備試験に1年で合格するスケジュール|逆算で毎月の勉強内容を決める

予備試験に1年で合格するスケジュール-逆算で毎月の勉強内容を決める
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予備試験に1年で合格するにはどんなスケジュールになる?

予備試験は合格率が毎年4%台という難関国家試験です。

何年も受からずに勉強が長期化する人も少なくありません。

しかしその一方で、1年程度の勉強で合格する人たちも存在します。

本気記事では、予備試験の日程から逆算した「1年で合格を目指すための学習スケジュール」を紹介します。

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目次

予備試験の全体像と2026年度の試験日程

まず、スケジュールを組むために、試験内容と試験日程を整理しましょう。

試験は短答・論文・口述の3段階で進む

予備試験は、短答式・論文式・口述式という3つの試験を順に突破する「ステップアップ方式」です。

前の試験に合格しないと次へ進めません。

それぞれの科目と配点を整理すると、次のようになります。

試験主な科目配点の目安
短答式法律基本7科目
一般教養
270点満点
論文式法律基本7科目
法律実務基礎(民事・刑事)
選択科目
の計10科目
500点満点
口述式民事実務
刑事実務
の2科目
各60点基準

論文式が10科目500点と最も配点の比重が大きいです。

2026年度の試験日カレンダー

2026年度(令和8年)の予備試験は、次の日程で実施されます。

出願から最終合格まで1年かかる長丁場です。

項目日程
電子出願期間2026年2月16日〜3月13日
短答式試験2026年7月19日
短答式 合格発表2026年8月6日
論文式試験2026年9月12日〜13日
論文式 合格発表2026年12月17日
口述試験2027年1月23日〜24日
最終合格発表2027年2月4日

出典:令和8年司法試験予備試験 受験案内

出願期間が短いので注意しましょう。

勉強スケジュールは逆算で考える

計画は「今から積み上げる」のではなく、「試験日から逆算する」のが鉄則です。

最初の関門である短答式(7月)と、合否の本丸である論文式(9月)にピークを合わせ、そこから逆向きに月別の課題を割り振っていきます。

こうすると「いつまでに何を終えていればよいか」が明確になります。

逆算で考えると、優先順位も自然に決まります。

たとえば「論文の過去問を一通り回す」のに何ヶ月かかるかを見積もり、その期間を9月の論文本番から引き算すれば、アウトプットを始めるべき時期が見えてきます。

同じように、短答の過去問演習に必要な期間を7月から引けば、短答対策の開始時期が決まります。

積み上げ式だと「気づいたら時間が足りない」となりがちですが、逆算式なら最初から間に合う配分を組めます。

1年合格に必要な勉強時間と学習時間の配分

1年合格に必要な勉強時間と学習時間の配分

必要な勉強時間の目安と1日あたりの換算:1日約7時間

予備試験に合格するには、最低でも2,500時間前後の学習時間を確保したいです。

予備試験に1年で合格することを目指す場合は、1日あたり約7時間の勉強が必要になります。

社会人は仕事と両立しながら学習するため、1日7時間を確保するのは簡単ではありません。

例えば、平日に3〜4時間、休日に8〜10時間勉強しても、年間の学習時間は1,500〜2,000時間程度です。

そのため、社会人は必要な学習時間が少ないのではなく、合格までの期間を2年以上に設定することが一般的です。

スキマ時間をうまく使おう

通勤・通学の移動時間、昼休み、入浴後の30分など、隙間時間を短答の問題演習や講義の視聴にあてると、1日で1〜2時間は上積みできます。

机に向かう時間だけが勉強ではない、と考えることが時間がない人には特に重要です。

学習の時間配分(インプット3対アウトプット7)

勉強の時間配分は、インプット3に対してアウトプット7を意識しましょう。

テキストを読む時間より、問題を解き答案を書く時間を圧倒的に多くするということです。

理由は明確です。

予備試験は「知っているか」ではなく「使えるか」を問う試験だからです。

インプットだけを積んでも、本番で答案として表現できなければ点になりません。

早い段階から過去問を解き、間違えた箇所をテキストへ戻って確認する。この往復こそが、知識を得点力へ変えていきます。

「全部理解してから問題を解く」は遠回りです。
わからないなりに解いて、解説で知識を埋めるほうが速く伸びます。

予備試験に1年で合格するための学習スケジュール例

予備試験に1年で合格するための学習スケジュール例

予備試験に1年で合格するには、法律の基礎知識を早期に身に付け、短答式試験と論文式試験の対策を並行して進める必要があります。

ここでは、2月に学習を始め、翌年1月の口述試験に合格することを想定したスケジュールを紹介します。

主な学習内容
2月憲法・民法・刑法の基礎講義を受講し、法律用語や基本的な考え方を理解します。
講義を聞くだけで終わらせず、短答式試験の過去問にも取り組みます。
3月憲法・民法・刑法の基礎学習を進めながら、行政法の学習を開始します。
論文式試験を意識し、答案の書き方や問題文の読み方も学びます。
4月商法・民事訴訟法・刑事訴訟法を学びます。
主要7科目を一通り学習し、短答式試験の過去問演習を本格化させます。
5月短答式試験の過去問を科目別に繰り返し解きます。
間違えた問題は条文や基本書に戻って確認し、知識の抜けを埋めます。
論文対策では、基本的な論点の答案構成を練習します。
6月短答式試験対策を中心に進めます。
時間を計って年度別の過去問や模擬試験を解き、正答率と解答速度を高めます。
論文対策も完全には止めず、毎日1問程度は論文に時間を割きましょう。
7月短答式試験の直前期として、過去問、条文、判例、間違えた問題を集中的に復習します。
短答式試験終了後は、すぐに論文式試験対策へ切り替えます。
8月論文式試験の過去問を中心に、毎日答案を書きます。
法律基本科目だけでなく、法律実務基礎科目と選択科目にも取り組みます。
9月論文式試験の直前期として、頻出論点や答案の型を確認します。
本番と同じ時間内で複数科目を解く練習を行い、時間配分を固めます。
10月論文式試験後は、口述試験に向けて民事実務と刑事実務の基礎知識を復習します。
要件事実、民事手続、刑事手続、法曹倫理などを整理します。
11月口述試験の過去問や再現問題を使い、質問に対して口頭で答える練習を始めます。
知識を思い出すだけでなく、理由を付けて簡潔に説明する力を養います。
12月模擬口述を繰り返し、試験官との受け答えに慣れます。
答えが分からない場合にも、条文や原則から考えて回答する練習を行います。
1月口述試験の直前対策を行います。
新しい教材には手を広げず、民事実務・刑事実務の頻出事項と、これまで間違えた問題を重点的に確認します。

予備試験の論文式試験では、法律基本科目に加えて、法律実務基礎科目と選択科目も出題されます。

そのため、短答式試験が終わってから論文対策を始めるのでは間に合いません。

学習開始当初から短答対策と論文対策を並行し、短答式試験の直前期だけ短答対策の割合を増やしましょう。

また、1年間での合格は、法律初学者にとって非常に難易度の高い目標です。

講義の視聴に時間をかけすぎず、早い段階から過去問演習と答案作成に取り組む必要があります。

【1週間・1日】スケジュールの落とし込み方

【1週間・1日】スケジュールの落とし込み方

月別の計画ができたら、次は1週間・1日の単位へ落とし込みます。

計画は細かく設計するほど実行しやすくなります。

1週間のルーティン例

1週間を「平日=新しい学習」「休日=起案と復習」と役割分担します。

週の最後に必ず復習日を1つ置き、その週に解いた問題を解いて知識を定着させます。

  • 平日:科目を絞って論文の過去問演習とインプットを進める
  • 休日:まとまった時間で答案を書き、1週間の復習に充てる
  • 週末の夜:翌週の計画を立て直し、遅れを調整する

1日のタイムテーブル例(大学生/社会人)

1日の流れをあらかじめ決めておくと、「今日は何をしよう」と迷う時間がなくなります。

大学生と社会人で確保できる時間が違うため、それぞれの例を示します。

  • 学生:講義の合間と夜を使う
    朝に短答の暗記、講義の空きコマで過去問、夜に論文の答案練習を2〜3時間。
    休日はまとめて答案を書く時間にあてます。
  • 社会人:朝・スキマ・夜の三分割
    出勤前に1時間インプット、通勤や昼休みのスキマで短答、帰宅後に2時間論文。
    平日は合計3〜4時間を狙い、休日に不足分を補います。

独学か予備校か|1年合格を目指すときの判断基準

独学か予備校か|1年合格を目指すときの判断基準

1年合格を狙うとき、まず独学か予備校に行くのかを決めましょう。

それぞれの特徴を整理しました。

学習スタイルメリットデメリット
独学費用を抑えられる、自分のペースで進められる論文の答案を客観評価しにくい
情報収集に手間がかかる
予備校カリキュラムと答案添削で効率が良い
質問できるため疑問を解消しやすい
費用がかかる

できれば予備校を利用した方が合格できる可能性は高まります。

特に論文の答案は、自分一人では弱点に気づきにくく伸びにくいため、添削をたくさん受けられる予備校は合格しやすくなります。

完全な独学で1年合格を目指す場合は、論文の答案を客観的に評価してもらう手段を別に確保しておくことをおすすめします。

例えば、合格者に答案を見てもらう、答案添削だけを予備校の講座で利用するといった方法です。

独学そのものが悪いわけではなく、「自分の答案のどこが減点されるのか」を知る機会を作れるかどうかが分かれ目になります。

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大学生・社会人・初学者の現実的な計画

大学生・社会人・初学者の現実的な計画

同じ1年間という学習時間でも、置かれた状況によって最適な進め方は変わります。

大学生の場合

大学生は、まとまった時間を作りやすいのが強みです。

夏休みなどの長期休みを論文の集中演習にあてれば、一気に答案力を伸ばせます。

一方で、誘惑が多いのも学生です。1日の学習の最低ラインを決めて習慣を守ることが大切です。

また、法学部生であれば、大学の講義そのものを予備試験対策に結びつけられます。

授業で扱う論点を「論文ではどう問われるか」という視点で聞くだけで、予備試験対策になります。

授業の予習復習と予備試験の学習を切り離して二重に負担するのではなく、一つの流れとしてつなげる意識を持つと、限られた時間を無駄なく使えます。

関連記事:予備試験の大学別合格率ランキング|3年分の平均で比較

社会人の場合

社会人にとって最大の課題は時間の確保です。

だからこそ、スキマ時間の使い方が勝負を分けます。短答の暗記や条文確認はスマホでもできるため、移動中や休憩中に進め、机に向かえる時間は論文の答案練習に集中させましょう。

限られた時間を効率に投資する意識が、合格への距離を縮めます。

1年目は短答合格に目標を絞るのもありです。

関連記事:【6社比較表】社会人向け予備試験のおすすめ予備校!働きながら合格する

初学者の場合

法律を初めて学ぶ人は、最初のインプット期間をやや長めに見積もる必要があります。

ただし、ここでも「完璧主義」は禁物です。

主要科目の基礎部分を頭に入れたら、早めに簡単な問題から解き始め、書くことに慣れていきましょう。

最初は手が止まって当然です。書けないことを恐れず、解説で補う前提で進めてください。

初学者がつまずきやすいのは、法律用語や条文の言い回しに慣れない段階で「自分には向いていないのでは」と感じてしまうことです。

これは誰もが通る道で、続けるうちに必ず慣れてきます。

最初の1〜2ヶ月を乗り越えれば、点と点だった知識がつながり始め、学習が一気に楽になります。

その手応えを得るまでは、量より継続を意識して走り続けてください。

多少強引にでも学習を前に進めましょう。

1年合格できる人・つまずく人の分かれ道

合格に近づく人の共通点

1年合格する人には共通点があります。それは以下の3点です。

合格する人の共通点
  • 論文対策を学習の中心に据える
  • 早い段階から過去問を解く
  • 決めた計画を淡々と続ける

つまずきやすい人がやりがちなこと

反対に、つまずきやすい人には次のような傾向があります。

当てはまるものがあれば、早めに軌道修正しましょう。

  • インプットに時間をかけすぎ、過去問に着手するのが遅い
  • 一つの論点を完璧にしようとして、全体が進まない
  • 短答対策を早く始めすぎて、論文の時間を削ってしまう
  • 計画を立てるだけで満足し、振り返りをしない

計画倒れを防ぐ|1年間を走り切るコツ

計画倒れを防ぐ|1年間を走り切るコツ

どんなに良い計画も、続かなければ意味がありません。

1年という長期戦を走り切るための運用のコツを3つに絞ってお伝えします。

走り切るための3つのコツ
  • 週次レビュー
    毎週末に進捗を確認し、遅れた分は翌週へ現実的に組み直す。
    計画は微修正する前提で運用する。
  • 休む技術
    あえて休む日を計画に入れる。
    疲れたまま続けるより、回復させたほうが結果的に伸びる。
  • 記録の見える化
    勉強時間や解いた問題数を記録すると、積み上げが目に見えてモチベーションが続く。

もう一つ意識したいのが、他人と比べすぎないことです。

1年合格を目指す道のりでは、思うように進まない時期や、模試の結果に落ち込む場面が必ず訪れます。

そんなとき、他の受験生のペースと比べて焦ると、計画そのものが崩れてしまいます。

比べるべきは過去の自分です。

先週より書ける答案が増えた、解ける問題が増えた、これらの小さな成長に目を向けることが、長い1年を支えるやる気になります。

予備試験の1年合格は「論文最優先・早期アウトプット」を意識する

予備試験の1年合格は「論文最優先・早期アウトプット」を意識する

予備試験に1年で合格するためには、「論文式試験の対策を優先し、できるだけ早くアウトプット(過去問演習)へ移ること」にあります。

なぜなら、予備試験で最も配点が大きく、合否を分けるのが論文式試験だからです。

論文の力をつける過程で各法律の重要部分の理解が深まり、結果として短答式の得点も安定します。

逆に、インプット(テキスト読みや講義)にこだわりすぎると、論文を書く力が育たないまま時間切れになってしまいます。

必要な勉強時間の目安として、一般に予備試験合格には2,000〜5,000時間が必要とされ、合格者の多くは3,000〜5,000時間ほど学習していると言われています。

1年合格は「誰でも簡単に達成できる」ものではありません。

法学部出身者や法律に触れてきた人のほうが有利なのは事実です。

多くの受験生が陥りやすいのは、「まず全科目をしっかり理解してから問題に入ろう」という発想です。

一見すると正しそうですが、これが1年合格を遠ざける最大の落とし穴になります。

理解と得点力は別物で、得点力は問題を解く中でしか育ちません。

問題を解きながら知識を補填していきましょう。

よくある質問(FAQ)

法学部以外・初学者でも1年合格は可能ですか?

法学部出身者のほうが有利なのは事実ですが、初学者でも不可能とは言い切れません。インプット期間を少し長めに取り、それでも早めにアウトプットへ移ることが条件になります。

1日何時間勉強すればよいですか?

2,500時間を1年で確保するなら、1日あたり約7時間が目安です。社会人なら平日3〜4時間に、休日のまとめ学習を加えて週単位で合計を守る形が現実的です。

働きながらでも1年で合格できますか?

簡単ではありません。1年目は短答合格に集中しても良いでしょう。

まとめ|今日から動き出すための最初の一歩

予備試験に1年で合格するためのスケジュールを紹介しました。

1年合格は簡単な道ではありませんが、正しい順番で努力を積み重ねれば、十分に届く挑戦です。

まずは仮でいいので計画を立ててみましょう。

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